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300円で権利を実行して、マーケットで500円で売ればいいわけです。
これが株のストックオプション。
これは、特にベンチャー企業が「今お金がないけど質のよい従業員を雇いたい」と思うときに便利な仕組みです。
入社後の従業員は一生懸命、会社の株価を上げるために働きますよ。
また、会社としては「将来的に儲かれば、従業員もその恩恵にあずかれますよ」ということをアピールして、優秀な人材を集められる。
そういうことでベンチャー企業や日本に進出した外資がこのストックオプションをどんどん使うわけです。
そういうのがストックオプション。
給与所得か一時所得かといろいろなところで、もめているようです。
私の個人的見解は、会社が従業員に対して給与として費用計上している、すなわち法人税を少なくおさめているなら、従業員の収入は給与所得、でしょうね。
逆に言うと従業員が給与所得として申告すべきなら企業は費用計上して法人税を減らしていいでしょうね。
会社が費用計上していないのなら、それは従業員の一時所得でしょうね。
そうしないと国の税金の二重取りというか、法人税と所得税の統一性がなくなり、ちょっとおかしいことになっちゃいますからね。
リンゴでオプションを考えると本題に戻りまして、オプションとは何ぞやという話をします。
コールオプションというのは買う権利。
××円で買うという権利ですね。
プットオプションというのは売る権利。
一般的にオプションというのは通貨や債券などを一定の価格で売ったり、買ったりする権利のことを言います。
コールオプションというのは買う権利、プットオプションっていうのは売る権利。
これは最低限の言葉なので覚えてください。
八百屋さんのことを考えてみます。
八百屋さんがリンゴを1個、100円で買ったとします。
腐ってしまって売れなかったら100円の損ですね。
110円で売れればxx円の儲けですね。
市場で100円で買ったんで。
120円で売れれば20円の儲けですよね。
そうすると右上がりの線はxx度の線。
xx度を覚えておいてください。
これが八百屋さんのP/Lです。
八百屋さんがxx円のプットオプションを5円で買う。
プットオプションとは売る権利です。
xx円で売る権利、です。
そのxx円で売る権利を5円で買ったということです。
どういうP/Lになるかを考えてみましょう。
リンゴの価格がマーケットで150円になったときのことを考えましょう。
例えばNさんから八百屋さんの私がxx円のプットオプションを買ったとします。
マーケットのリンゴの値段は150円です。
私が八百屋さん。
皆さんはマーケットの参加者です。
マーケットはリンゴを150円で買おうとしている。
私はNさんにリンゴをxx円で売りつける権利を買っているのです。
マーケットが150円のときに私はNさんから買ったプットオプションは馬鹿馬鹿しくて行使しないですよね。
xx円でしか売れないん、ですから。
皆さんには150円で売れるんです。
私は150円で皆さんに売ります。
だからこのプットオプションの価値はないですよね。
実行しっこない。
だからオプション料の5円損します。
でもこれ以上は損しないです。
これは一種の保険と同じですね。
5円の保険料。
これ以上は、損しない。
マーケットが100円になったときはどうか。
マーケットには100円で売れる。
Nさんには私はxx円で売れる権利がある。
5円も払って。
でもNさんには売らないですね。
マーケットの方が高く買ってくれるから。
それでは、マーケットがxx円になったらどうでしょう。
マーケットはxx円だとする。
どうするか。
私はNさんにはxx円で売れるんです。
そういう目的でプットオプションを買ったんやですからね。
私はxx円でNさんに売ります。
マーケットがxx円になっても、Nさんにはxx円で売れる権利を私は買っているんですね。
Nさんにxx円で私は売れるんです。
マーケットからリンゴ一個別円で買って、Nさんにxx円で売ります。
xx円儲かります。
マーケットがxx円のときに私はxx円で前からNさんに売る権利を買っていたんですよ。
xx円で売れるんです。
こういう事態のために保険料5円払ったんです。
皆さんからxx円で買って、私はNさんにxx円で売ります。
そうするとxx円儲かりますね。
ただおととい、コールオプション買うために5円払っているんです。
ですからxx円になれば5円だけ儲かるんです。
じゃあ、xx円になったらどうかっていうと、皆さん、リンゴのマーケットがxx円になった。
でも私はおととい、中鵡さんからxx円で売る権利を買っているんです。
5円出して。
だからマーケットからxx円で買って、Nさんにxx円で売る。
xx円儲かります。
でも中植さんに5円、おととい払っています。
だから差し引きxx円儲かります。
損益の線はxx円のところから曲がって、xx度の線で上がっていくわけです。
まとめてみましょう。
八百屋さんの私がまずリンゴを1個100円で買って、同時にxx円のプットオプションを買いました。
オプションの損益の図っていうのはの図です。
リンゴを1個、100円で買ったっていう図は図です。
図と図を組み合わせる。
リンゴを1個、100円で買って、xx円のプットオプションを買った。
図と図を足したものが図の私の損益図になるわけです。
太線P/Lの表と細線のP/Lを合わせると極太線のP/Lになります。
リンゴ1個、100円を買っただけだったらば、マーケットでどんどん値が下がっちゃった場合に100円まで、損する可能性があるわけです。
ところがxx円のプットオプションを買ったおかげで、こういう極太線のP/Lになるわけです。
私はどんなに損したって、最大限xx円しか損しません。
オプションを買ったら儲けはなにもしないときに比べて低いですよ。
120円のときに本来だったらxx円儲かるのにxx円しか儲かりません。
だけど最大限の損は限定されますよね。
オプションというのはこういうふうに使うと、自分の好きな損益の構造をつくれるのです。
債券だったらどうなるかこれまではリンゴの話でしたけれども、債券だった場合はどうなるか。
この前、黒須きんでしたかね。
債券先物は私でもできるのかしらっていうような質問をされたと思うんですけれど、債券先物はやっぱり怖いのです。
損すれば大きく損をする。
もしどうしてもやりたいのなら素人の方はオプションの方がまだいいと私は思いますとお答えしました。
なぜかというとオプションというのは損が確定しているからです。
さっきのリンゴの話じゃないですけど、債券でもオプションは損が確定している。
保険と同じなのです。
もしパーになっても、保険って保険料だけしか損をしないんです。
そういう意味で、もしどしてもやりたいのならば私はオプションを勧めます。
ちょっと先に休みますけれども、後半、もう少しオプションの話をします。
私が昔は金利スワップでは東京マーケットで一番ビッグなプレイヤーだと言われていたと言いましたけれども、金利スワップの取引は、ある時期を境にまったくやめてしまった。
M銀行の会計方式が時価会計に変わり、債券先物のほうが取引手段として魅力的な商品になったからなんです。
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